操真晴人所感
仮面ライダーウィザードは平成ライダーの14作目にあたる作品で前後にはフォーゼ、鎧武がある。
わたしが最初にウィザードの全話を見たのはTTFC。
操真晴人というキャラが好き。
ソラ(グレムリン)と同じくらい好き。
他の仮面ライダー作品の1号ライダーと比較すると操真晴人は救った人間の規模が小さい気がする、世界という大きなものを救ったりはしていない。
ある計画を止めただけ。
しかしその計画を進めてしまっていたのは彼自身。
個人的にわたしには操真晴人は仮面ライダーという特殊な経験をして幸せから遠のいたように見えた。
仮面ライダーにならない方が幸せだったキャラの代表的な例だと思っている。
火野映司や桐生戦兎は仮面ライダーになって良かった…というより変身して人を救わなければならない運命だった。
操真晴人は最終話や映画で幸福になれただろうか。私は彼は本編が終わるにつれて孤独になっていったように見えた。
面影堂を離れコヨミがいなくかる。
2号ライダーと共にいるわけでもない。親もいない。ともだちはいるだろうけどそんなに会えないだろうし会いに行かないだろう。
ウィザードのドラマ全体は魔法使いという設定がいまいち難しくてヒットしなかったみたいな印象があると思う。
ただ私は仮面ライダーウィザードがとても好き。
火野映司や桐生戦兎のことも好き。
この2人はヒーローをすることが好きなんじゃないだろうかと思う。
戦兎なんかは特にそう思う。ヒーロー以外をしているところが分からないというのもある。
火野映司もオーズになって辛い経験をしたと思うけどオーズの映司は最終的に幸せだと思っている。
操真晴人は作中で人助けをしていた。しかし悪用されていた。
最後の最後で東京を救うというときは仁藤に頼った。2号ライダーに助けられた。
晴人はどう思ったたろう。
そしてコヨミがいなくなったとき彼が心から通じ合い常にそばにいる人も全くいなくなってしまった。
かわいそうに思ってしまう。
ライダーになったきっかけもかわいそうだった。
本編でコヨミをとるか(助けるか)ゲートになった市民を守るかそういう選択の時にゲートを犠牲にしようとしたこともあった。
そもそも誰も絶望させてはいけないなんて曖昧な人助けがかわいそうだった。晴人ひとりで止められる問題ではない。精神的なものは難しい。目に見えないものをするなんておかしい。
そうしてコヨミを守ってきたのにコヨミすら失った。
かわいそうだったし視聴者も辛い思いをしたんじゃないか。
操真晴人のことを思うとやたら落ち込んでしまう。
最後の希望になるなんてあまり良いことではないと思う。
負担が大きい。
見ず知らずの人の希望になるだなんて。
よく私が見ていた人に夢を見せた末に苦しむアイドルみたいだと思う。
まだ書きかけで、文体も内容もごちゃっとしてるけど載せよう。どうせ冷静になったらお蔵入りにしてしまうから。、